『mauleaf 34号』編集メンバーインタビューvol.9「好奇心が運ぶいろいろな出会い」
2026年度のmauleafの活動にもさまざまな学科から15人のメンバーが集まりました。今年もweb版mauleafでは、メンバー同士でペアになってお互いを紹介していきます。今回紹介するのは、今年基礎デザイン学科に入学したばかりの野田明路さんです。
◎話し手:野田 明路(基礎デザイン学科1年)
○聞き手:J.A(芸術文化学科2年)

デザインとの出会い
—どうして美大に入ろうと思ったのですか?
まず高校の時に、いろんなことにチャレンジしてみようと思って、元々美術が好きだったのもあり、美術部に入部したんです。その時は美大に進むつもりは全然なくて、趣味程度に美術をやるつもりでした。そんな中、地元・静岡県の課題解決のプロダクトデザインコンペに部活全体で参加する機会がありました。私たちは「地域で採れた食べ物を、食物アレルギーがある人が体験できない」という課題を選定し、その食べ物の匂いがついたクレヨンを作る活動に取り組みました。その活動を通じて、プレゼンをしたり課題を解決したりするようなデザインを考えるのが楽しいなと思ったんです。

—基礎デザイン学科を選んだ理由は?
美術部の幅広い活動の中で、課題を解決するようなデザインをするのが楽しいなと思ったので、幅広くデザインを勉強できそうな基礎デザイン学科を選びました。
—入学したばかりだとは思いますが(インタビュー時は5月)、今は授業ではどんなことを学んでいますか ?
うーん、まだあまり掴めていないのですが、最近は色の同化現象っていうのを習いました。同じ色でも置いてある場所によって、色の見え方が違って見えるみたいな内容のことをやったんです。その授業を受けて、感覚じゃなくて理論的なことからデザインを学ぶんだなって思いました。
自然と共にあった日常
—アウトドアの雑誌が好きだと聞いたのですが、アウトドアの雑誌のどういうところが好きですか?
山脈の写真が載っていて、自分の「アウトドアしたいな」っていう気持ちを掻き立てられたり、アウトドア意欲を鼓舞されるような感じが個人的にすごく好きです。

—実際にご自身でもアウトドアをするんですね!アウトドアは具体的にどんなことをしていますか?
僕の地元が静岡県の富士宮市っていうところで、キャンプが有名なんです。家の近所にもキャンプができる場所がいっぱいあって、気づいたら自然とキャンプをするようになっていました。することは本当に自由で、バーベキューしたり、テントを張って寝袋で寝たり、ただ何もせずにぼーっとしたりとか。

—自然に囲まれて育ってきて、自然が好きになったんですね!
自然が好きっていうより、自分が住んでいた環境が豊かすぎたから、それがないと落ち着かないっていうか、ダメになっちゃうなって感じています。こっちに来てからは山がないのでまだアウトドアは全然できてなくて。でも散歩はしてます。住宅街の中を歩いて、自分の家の近くにあるお店とかに行ってみたりしています。
—自然が好きとかいうよりも、「あって当たり前」みたいな価値観が新鮮です。
そうですね。でもムサビのまわりは自分が想像していたよりも自然はありました。無機質な街なのかなと予想していたんですけど、田舎の方にはないような整備された自然っていうか、そういうのが逆に新鮮で綺麗だと思います。駅前に桜並木があって、計画的に植えられたものだと思うんですけど、すごく美しいなって思いました。そこが印象に残ってます。

—mauleafに参加しようと思った理由を聞かせてください!
雑誌がもともと好きで、情報をまとめるっていうことに興味があったんです。わかりやすくレイアウトしたり、読み手にどうやって伝えるか。雑誌編集ってそういうことができる分野じゃないですか。だから自分の勉強になったらいいなと、思い切って参加することにしました。
—今回の号のキーワードが「揺らぎ」ですが、野田さんの「揺らがないもの」はなんですか?
「自転車通学」だなって、編集会議を重ねていく中で思いました。
—「自転車通学」!それはどうしてですか?
高校の時からずっと続けているのですが、通学している時って自転車を漕ぐ以外に何もできないじゃないですか。動画も本も見られない。僕の場合はそのときに自分の中で課題の方向性が決まることがよくあるっていうか、何もできないときに色々なことが頭の中を巡ったりして、自分の頭がクリアになる瞬間だなって思っているので、やっぱり自分の中で自転車通学は揺らがないと思います。

あとがき
野田さんの話や写真を見て、私もどこか自然豊かな場所にいきたいな…と思うようになり、新しい扉が開いたような気がします。また、『mauleaf 34号』のテーマが「ゆらゆらムサビ生」ということで、野田さんにも「揺らがないもの」を聞いてみたところ、面白い答えが返ってきて、聞き手の私にとって色々発見があるインタビューでした。ありがとうございました!
執筆・編集:芸術文化学科2年 J.A









