2026-08-25

『mauleaf 34号』編集メンバーインタビュー vol.7「迷いながら、自分の『好き』と向き合う」

『mauleaf 34号』の編集メンバーを紹介する他己紹介インタビュー!
視覚伝達デザイン学科(以下、「視デ」)3年生の髙嶋星那さんにインタビューを行います。
今年視デに編入した髙嶋さん。私も同じ学科、学年ですが、まだまだ彼女のことをよく知りません。髙嶋さんが視デに編入した理由や、大学でやりたいことなどについてお聞きしました!

◎話し手:髙嶋 星那(視覚伝達デザイン学科3年)
○聞き手:石本 芳(視覚伝達デザイン学科3年)

迷いながら選んだ美大への道

―髙嶋さんは今年視デに編入してきたんですよね。そもそもなぜ編入しようと思ったのか教えてほしいです!

前は一般大学に通っていたんです。その時は公立が第1志望で、一般大学を受けつつ、金沢美術大学とムサビも受けていました。結構先のことを考えてしまうので、デザインの方に進んで職業としてやっていけるのか、みたいな不安もあって。結局第1志望だった一般大学と地元の静岡にある大学に受かったので、かなり迷って静岡の大学に行きました。けれど合否が出た後に、美大への思いが大きくなってきて、それで編入を考えたんです。

—編入って結構大きな決断ですよね。その時どんな心境だったんでしょうか?

2年生の11月に試験があったんですけど、受けるまでの期間でも葛藤があって。編入したところでどうなんだろうとか、そもそも受かるかも分からないし、なんだかネガティブで。矛盾を抱えて生きてるんです。自分にあまり自信がなくてずっとずっと迷い続けてる感じでした。正直、編入できると思っていなかったです。

—美術の予備校は通っていたんですか?

同級生が3人ほどの小さな予備校に通っていました。編入を考えていた頃は、自分が本当に美術を好きなのか分からなくなって、美術をやめて資格の勉強をしようかと考えたこともあったんです。ただ、ポートフォリオ制作に追われている時でも、逃げるようにイラストを描いてしまったり、自分で手帳を作ったり、本や絵を見たりすることが好きだったりして、振り返ると自然と美術やデザインに関わることばかりしていて…。一つの強い理由があったわけではないんですけど、自分の好きなものを並べてみた時に、思っていた以上に美術のことを考えていることに気づいて、編入試験に向けて頑張ろうと思えるようになりました。

編入前の大学のお祭りで、友達とシャボン玉ではしゃいだ日の1枚。

ムサビへようこそ!髙嶋さんが編入して得た新たな刺激

—実際にムサビに来てみて何か変化はありましたか?

やる気は前よりあるというか、やっぱり周りに刺激されている感じはありますね。本当にみんなすごいな、と感じています。あと、すごく恵まれた環境にいると感じていて、受験や進学にあたって親にはたくさん支えてもらったので、感謝の気持ちが大きいです。そういう気持ちがありつつ、やっとムサビに来たのに、もう3年生なので焦る気持ちもあって…。もう就活か、と。うかうかしてらんないな、みたいな。

—見せてもらったイラスト、すごく素敵でした!やはりこれまでイラストを描いたり発信したりしてきたんでしょうか?

イラストレーターさんのイラストをよく見ていて、頻繁に描くわけではないのですが落書きはしています。表現を研究したい気持ちはずっとあるものの、今まで周りにイラストを描く人がいなくて、そういう話をしたり公開したりする機会はなかったです。自分の絵を発信するのはまだちょっと恥ずかしさがあるかな。

—制作に関する目標などありますか?

何か冊子を作ってみたいという気持ちはあります。今年の授業では「イラストレーション」をとっていて、「ブックバインディング」という製本の授業が気になっています。

家族との時間を過ごして得た好きなもの

—普段はどんなことをして過ごしているのでしょうか。

もともと実家で家族と過ごす時間がすごく多くて、実家にいた頃は学校から帰ったらずっとリビングで家族と話していました。父をいじったり、弟と話したり、本当にどうでもいい会話ばかりなんですけど、その時間が好きでした。休日も家族と出かけることが多かったです。
一人暮らしを始めてからは会話の機会が減ったので、その代わりにラジオやポッドキャスト、お笑い番組をよく見るようになりました。音楽よりも、誰かが話しているコンテンツの方が好きで、作業中もよく流しています。

—最後に!美大生の間にやっておきたいことを教えてください。

せっかく東京にきたのであちこち足を伸ばしたいのと、もっといろんな人と仲良くなりたいです。
美大生は学生同士でグループ展とかやったりするイメージがあるので、そういうのにも憧れがあります。


今回のインタビューを通じて、髙嶋さんが一直線に進路を決めてきたわけではなく、迷いや葛藤を抱えながら、自分の好きなものを見つめ続けてきたことがわかりました。ポートフォリオ制作に悩みながらもついイラストを描いてしまうことや、本や絵を見ることなど、何気ない日常の中にも美術やデザインへの興味が自然と表れていましたね。そんな髙嶋さんと、maureafのメンバーとして、そして同じ学科の仲間として、これからも一緒に活動できることを楽しみにしています。髙嶋星那さん、インタビュー協力ありがとうございました!


執筆・編集・インタビュー撮影:視覚伝達デザイン学科3年 石本芳

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