2026-08-20

『mauleaf 34号』編集メンバーインタビュー vol.4「初めて体験する、ムサビでの生活」

『mauleaf 34号』の制作が始まりました!毎週行われる定例会議を通して、少しずつ編集メンバーの関係性ができてきたこの頃。一人一人をもっと知りたいという思いから、メンバー同士のインタビューを行うことにしました。このWeb版mauleafで、学科も学年もさまざまな15人の編集メンバーを順番にご紹介していきます。インタビューをするのも、記事を書くのも初めてですが、よろしくお願いします。
今回の話し手はピカピカの1年生、建築学科の山﨑佳乃さんです。(インタビュー:2026年5月18日)

◎話し手:山﨑 佳乃(建築学科1年)
○聞き手:桑原 由衣(基礎デザイン学科3年)

幸せだなと感じる瞬間が多い

-まず初めに、ムサビの建築学科を選んだ理由を教えてください!

実は興味が一つのものに定まらなくて、建築だったら全部できるかなと思って飛び込んだんです。建築は色々なことを考える分野だなと思って。数学的なことも考えるし、街づくりも。様々な面から建築を捉えるのが面白そう!と思い、やりたいなと。そんな時に、ムサビの建築学科は学科試験だけでも入れることを知り、美術大学への憧れもあって入りたいなと思いました。

-入学から約2ヶ月経ちますが、入ってからの印象はどうですか?

毎日本当に楽しくて、幸せだなと感じる瞬間がとても多いです!
友達と話していても、色んなことに興味を持ってくれる子が多い。最近どんな本面白かった?と聞かれて私が面白かった本を紹介すると、実際にそれを読んで感想を教えてくれるんです。社交辞令ではなく、好きな本や映画の話ができるのがすごくいいですね。積極的に情報を取り入れている子が多い、という印象です。

-本や映画が好きということですが、例えばどんな作品が好きですか?

私が友達におすすめしたのは『冒険の書』という教育についての本。教育の歴史を遡りつつ、その普遍性を語る本なんですけど、高校3年生で進路で悩んでいて、大学に行く意味ってなんだろう?と考えていたときにこの本に出会ったんです。
この本の結論には、「アンラーニング」=学ばないこと、問いを発することが最も大切だと書いてあって、自分の考えていることに対して答えをくれた感じがしました。読後感が良くておすすめです。
高校生の時は悩んだら本屋さんに行っていましたね。平積みになっている本を手に取って、パラパラめくると何か気づきを得るみたいな。

山崎さんが高校生の頃に感銘を受けた本(孫泰蔵 著『冒険の書』)

-本から得られることが沢山あるんですね。インターネットやAIではないところが意外でした。

はい。自力では分からなかったことが本を読んで初めて情報を与えられて、そこから関心が広がっていく感じですね。興味のあることから歴史を掘り下げると面白いなと思います。

ついこの間始まった、建築の授業

-最近建築学科の授業がやっと始まったと思うけど、どんな課題をやっているんですか?

最初は、実在の建物をトレースして作るという課題。それは作業に近かったけど、最近では自分で設計する課題もやりました。
「即日設計」は、1日で発案から図面まで作る課題で、瞬発力勝負だなと感じました。やってみて、建築の引き出しみたいなものが足りない、もっと増やしたいなと。デッサンもやってこなかったから、上手に絵にできなくて悔しい思いもしたんですけど、これから建築を本格的に学びたい!と思わされるような課題でした。

-授業で使っていて気に入った道具はあった?

模型作りのスチレンボードをカッターでスーッと切るのが気持ちいいです。元々家にあった45度のカッターを使っているけど、30度の方がさらに切れ味がいいらしいから、買いたい!カッターのより良い快感を体験してみたいです。

2026.5制作 最初の授業で作った模型。過去の建造物「増沢邸」を発泡スチロールで再現している。
2026.6制作 即日設計で制作した模型。

目標を立てることが目標

-せっかくのインタビューなので、みんなにおすすめしたいものを他にも教えてください。

『おいハンサム!!』というドラマがすごく面白いです。日常系の家族ドラマで、お父さんお母さんと三姉妹の話なんですけど。
そのお父さんがすごく無駄を愛する人で、「タイパ」や「コスパ」とめっちゃ対極にいる。今の時代に逆行しているかもしれないけど、大事なことに気づかせてくれるんです。毎回お父さんが娘たちにうんちくを語ったり、教えを説いたりするシーンがある。そこで娘たちが「何言ってんのハンサムで」と返して終わる感じがすごく良い。
あと、ドラマに何度も出てくる「バキューンですよ!」と言うセリフがあって、私はこれを流行らせたい!(笑)

-そのお父さんの発言に共感することはある?

お父さんの話は、共感というより気づかされる感じ。覚えているのは、お父さんが会社の後輩をご飯に連れていくというシーン。後輩が「ここ食べログで評価幾つなんすか」と聞くと、お父さんが「ここは食べログなんかを見て来たんじゃない!ここは俺が自分で見つけたんだ」と言う。実はそのお店は、お父さんが迷子になった時にたまたま見つけて良さに気づいたお店だったんです。
このエピソードから、自分の違和感や、琴線に触れるものを大事にすることが、生きるのを楽しくするコツかなと教わりました。

-これからムサビで頑張りたいことや、目標はありますか?

今は毎日生きるのに必死ですね。朝は1限からあって、夜はバイトがあるので帰るのは12時くらいになってしまう。今その質問をされて、目的意識がまだなかったなと思いました。とりあえず毎日ちゃんと登校して生きることと、目標を立てることが目標です!
あとはみんなにおすすめされた作品を全然まだ消化できてないので、夏休み中には見たいなと思ってます。学校生活で受けた刺激が、そのまま考えるきっかけになることが多いので。

-最後に、mauleafの活動で楽しみなことを教えてください!

BBQかな(笑) 。編集会議は議論が活発で楽しいけど、少し緊張感があるので、そうじゃない解放されたみんなも見てみたいです。一緒に同じものを食べて、もっと仲良くなりたいと思います。


執筆・編集:基礎デザイン学科3年 桑原由衣
インタビュー撮影:油絵学科3年 安井佳穂

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