2020-07-29

クリエイティブは止まらない

それぞれが作った作品一部コラージュ。

オンライン授業が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか?学校の設備が使えなかったり、気持ちがのらないなど、なかなか自主制作が進まない人も多いかと思います。私の場合は同じデザイン情報学科の友人とお互いに課題を交互に出し合って、1日ぐらいで制作をして、夜に講評と雑談をしてます。今のところロゴのトレース・作字のエスキースやその完成したものを共有するのをやっています!今回は自分たちの制作について、改めてふたりで振り返ってみました。その様子を紹介します!

―始めたきっかけ

友人・城戸(以下、城戸):結構気軽な感じで始めたんだっけ?

筆者・川又(以下、川又):そうだね。たしか、コロナが流行って家で制作が捗らなくて、何かやろうって感じだったっけ? 

城戸:そんな感じだったかも。あと、1日にやったことをお互い報告するスタイルを作ることで、だらけ防止にはなるみたいな話はしたと思う。自分の自堕落さには自信があるから(笑)。

川又:自堕落(笑)。イラレの練習というか、思い出すのから始まって。

城戸:使っていなかったわけじゃないけど、リハビリしようかって。

川又:ロゴマークのトレースしようよってなって、ロゴマークをトレースする1週間が始まってその後作字かな。

川又:講評しようってなったのはなんだっけ?

城戸:講評って言うほどでもないけどね。

川又:そんな堅苦しくはやってないね。

城戸:やりましたっていう報告を最低限するみたいな(笑)。

川又:ロゴの日は同じようにトレースするだけだから、その週はプチ講評は無かったんだけど、ロゴをやるの飽きちゃって、じゃ今度興味ある作字やろうよって言う話になって、それでプチ講評みたいなのが始まってた。

川又:お互いに作ったのをみて、いいねみたいなそのくらいの程度(笑)。

―お互いの作品について

川又:城戸ちゃんが作った作品の中で一番気に入ってるのはどれ?

城戸:なんだろ、パッと見の絵面が好きなのはこれかなー。

お題:小説のタイトル モチーフ:円居挽『さよならよ、こんにちは』 作:城戸

あと、これ(下の画像:空を分かつ)は曲のタイトルなんだけど、文字の各パーツが接するところを作らないっていうコンセプトがかなり明確にあったから好きかも。

お題:曲のタイトル モチーフ:野崎りこん『空を分かつfeat.Tedeo』 作:城戸

城戸:逆に川又ちゃんは?

川又:なんかラフ見せた時、線が微妙とか言われたけどBOOK気に入ってる!

お題:単語・名言 モチーフ:『BOOK』 作:川又
お題:単語・名言 モチーフ:『BOOK』 作:川又

城戸:だから完成品はめっちゃいいと思うって!(笑)。
完成品はすごい可愛いと思う。
私が正直ダサいなって思ったのラフの話だから(笑)。

川又:でもさ、1日で作っても思い入れのあるものを作れるんだなって感じたよね。

城戸:あー、確かに。

川又:じゃさ、これ1ヶ月くらいやって、ここがすごいよかったなっていう事あったりする?

城戸:なにかちょっとしたものでも、何かしら完成させるのを継続できたのがよかった。あとはやっぱり情報交換がでかいかなー。

川又:確かに! 一緒にさ、資料みたいなの送ってくれたじゃん。パッと送ってくれるのがありがたかった。

城戸:私が以前買ってた作字やってる人の同人誌とか…。

川又:それが結構参考になったな。

城戸:私が見てたもんは川又ちゃんは知らんし、川又ちゃんが見せてくれたもんは、私は知らんし、だから情報共有は結構知らんもん見れて面白かったって感じはある。
あと他人のエスキースみる機会があんまないから面白かったよね。
見れないじゃん! 見せて欲しいとも言えないし。

川又:みんな隠すよね(笑)。

城戸:そうそう、隠す!見られんの恥ずかしいじゃん!雑やし。
あと、一応今日こんだけやりましたの報告が半分義務みたいになってたのも良かった。

川又:でもいいよね、程よく見張られている感じ

城戸:自堕落だから、ほんまに(笑)。

川又:(笑)。

城戸:それに尽きるよ!(笑)

川又:でもさ、逆に全部ガチガチにコンセプト決めて、すごい綺麗にしてっていうやつだったらやってないよね…。

城戸:やってないね(笑)。

川又:なんかね、全部がちょうどいい感じなんだよね。

城戸:適度にゆるく。
Twitterとかで、1日1個作字やってるような人が既に存在してるわけだから、それが無理なくできる範囲なのかな、みたいな。前例を見つつ手探りでやること選択していった。

川又:とりあえず無理なくって感じ。

城戸: まじで、無理しないのが一番重要説ある(笑)。
友達同士じゃないと「適度にゆるくやる」みたいな妥協ってなかなかできないと思う。これが学校の課題だったら絶対妥協したくないじゃん。あと、こういう自主製作って、自分だけだとどうしても見せる相手がいないから、どうしたらいいか曖昧になっちゃうところがあるけど、そこを締められるしっていうのはちょっと思った。

川又:課題だと結構ちゃんとやんなきゃみたいな、いいもん作らなきゃみたいな緊張感があるけど、それが先に来ないから、これやってみようーっていう気軽な感じで興味があることをやってきたいねって思ってた。

川又:やってみた感想は?

城戸: 作字はもともと好きで、1日1個ちゃんとやってる人見てすげーなって思ってた。でもやっぱり私はちょっと自堕落なので 笑。自分を律することが全然できなかったけど、これをやることでもともとやりたかったことを継続してできて、一定の成果が出たのは良かったんじゃないかなって思う。好きなら続けられるだろうっていう人もいそうだけど、私そんな高尚な人間じゃないんで(笑)。

川又:確かに作品増えればいいなーみたいのはあったけど、続けることが大事!って言ってた気がする。

城戸:そんな感じだったかな。何事も締め切りが近づかないと動けない人間だから、1日1個コンスタントに制作を続けられたって事実が、自分にとって本当に大きい進歩だった。

―最後に

私が実際にやってみて、友達同士でやるからこそ、工夫して緩くしたり、続けられるのだと思いました! 同じムサビ生なので、遠慮せず意見を言い合うことができるし、お互いにいい影響を与える・受け取れています。

学科によって課題の量に差はあるとは思いますが、普段より時間がある今、何かしたいと思っている人の参考になれば嬉しいです!

取材・編集・執筆:デザイン情報学科 2年 川又 彩伽

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